WG - JAPAN - 2010-04-26 Interoperability Program

カンターラ・イニシアティブ、複数のアイデンティティ管理プロトコルに対応した相互運用性試験に関する認定プログラムを開始

[本資料は2010年4月26日(米国時間)にカンターラ・イニシアティブから発表された報道資料の抄訳です]

グローバルなアイデンティティ管理コンソーシアムであるカンターラ・イニシアティブはこのほど、相互運用性試験プログラムとして “Kantara Initiative Interoperability Program” の開始を発表しました。この相互運用性試験プログラムは、これまでにも大きな成果を収めてきたLiberty Interoperable™ プログラムを拡充したものであり、アイデンティティ管理に関する複数のプロトコルや標準規格、SAML 2.0、InfoCard、OpenID、ID-WSF、およびいくつかのWS-* 仕様 (WS-Security、WS-Trust、WS-Federation) に基づく製品の相互運用性を認定します。

本プログラムは、相互運用性審査委員会 (Interoperability Review Board; IRB) および相互運用性ワークグループ (Interoperability WG; IOPWG) によって維持、管理されます。

IRBは本プログラムの全体的な運用計画、ポリシー、手順の管理を担い、様々なアイデンティティ管理に関する標準化団体、および政府機関の政策策定に関する官民の専門家で構成されています。カンターラ・イニシアティブ相互運用性プログラム担当ディレクター、ジョニ・ブレナン (Joni Brennan) は次のように述べています。「カンターラ・イニシアティブの迅速な試験および認定プログラムは、新しいテクノロジーや技術標準の効率的な導入促進を支援します。」 IRBの詳細は、http://bit.ly/Cert_IRB (http://kantara.atlassian.net/wiki/display/certification/Interoperability+Review+Board) でご覧いただけます。

IOPWGは、IRBが設定する試験対象プロトコルの試験手順を開発して、相互運用性試験プログラムを支援します。プログラムの試験実施中に、プロトコルの解釈について試験関係者間に見解の相違が生じた場合には、IRBに専門知識や技術的なサポートを提供して問題の解決を支援します。IOPWGには、どなたでも参加できます。IOPWG、およびそのメーリング・リストと参加方法の詳細は、http://bit.ly/IOP_WG (http://kantarainitiative.org/confluence/display/iopwg/Home) でご覧いただけます。

Kantara Initiative Interoperability Programの試験実施予定などの詳細は、http://bit.ly/Interop_Prog (http://kantara.atlassian.net/wiki/display/certification/Interoperability+Certification+Program) でご覧いただけます。

■ カンターラ・イニシアティブについて

カンターラ・イニシアティブは、アイデンティティ管理にかかわるさまざまな組織で構成された、特定技術に依存しない、グローバルでオープンな官民混成のフォーラムです。リバティ・アライアンス、Internet Society、Information Card Foundationなどが共同発起人となって創設され、技術的な相互運用性と連携の推進、運用面での相互運用性を実現するためのポリシー・フレームワークの開発、および技術標準、製品、サービスを安心して導入できるようにするための認定、評価プログラムの提供を使命としています。世界中のアイデンティティ管理コミュニティ、業界団体、政府機関が推進するさまざまな共通ポリシー・フレームワーク、技術仕様、導入ガイドラインを管理するとともに必要なリソースを提供します。詳細は、 http://www.kantarainitiative.org/ でご覧いただけます。